ナース図鑑 No.001|やっかいな「おせっかいナース」編

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あなたの職場にも、こんな人いませんか?

「え、もうやってくれてたの?」——頼んでいないのに先回りして手を出し、善意100%で現場をかき回してしまう人。ありがたい半面、連携や責任の線引きが曖昧になってヒヤッとする瞬間も。今日は、そんな“おせっかいナース”をユーモラスに観察しつつ、上手な付き合い方までまとめます。

分類情報(名前/通称/分類/学名/生息地/特徴)

笑顔でペンを持つおせっかいナース(セワヤキ=ナース)のイラスト|ナース絶滅危惧図鑑 No.001
  • 名前:セワヤキ=ナース(通称:おせっかい先輩)
  • 分類:行動過多型・善意暴走属
  • 学名Nosete-sumimasenka-yon-de-nai-no-ni
  • 生息地:電子カルテの近く、処置ワゴン周辺、誰かの業務エリアの半径1m以内
  • 特徴(外見・口癖)
    • 白衣のポケットに物品満載、手は常に何かを運搬中
    • 口癖は「それ私やっとくよ〜」「ついでに片付けといた!」
    • 呪文:「え?やってなかったの?」
    • 情報共有より行動が先に出がち、確認より「済」が先に付く

観察ポイント(起きがちなこと/周囲への影響)

  • 先回りの横取り:若手の学習チャンスを“フォロー”の名で回収しがち
  • 記録のズレ:本人は善意で対応→担当者の計画や記録と齟齬が出る
  • 患者認識の偏り:「困ったらあの人」が固定化し、チーム依存が進行
  • まれに神アシスト:超繁忙時は神速で現場を救うことも(だから憎めない)

よくいる場所

  • 夜勤明けのナースステーション(妙に元気)
  • 委員会・カンファの資料づくり現場(無言でレイアウト修正済)
  • 「やることないかな〜」とつぶやく新人の1歩後ろ

現場の目撃談(実体験)

  • 「えっ…先輩、もう点滴落としてる!? それ今日の計画で私が医師に確認してからの予定だったのに…」
  • 「“やっといたよ〜”って笑顔。ありがたいけど、あとから経過説明がつながらず冷や汗…」
  • 「患者さんに“何かあったら先輩に言えば大丈夫”と言われ、嬉しい半分、チーム連携が心配半分」

もし同僚にいたら(上手な付き合い方のコツ)

  • 先に役割を言語化:「このケースは私が実施→先輩はバックアップで」と短く合意
  • “助かる範囲”を可視化:「物品補充は超助かります! ただ手技は確認してからでOKです」
  • 感謝をセットに:行動を否定せず、「ありがとう+次はこうしよう」で関係を傷つけない
  • 学習機会を死守:新人の“やってみたい”を優先。先回りされそうなら先に予定を共有しておく

まとめ

ありがたいけど、ちょっとこわい。——それが“おせっかいナース”。
善意は力になる一方、チーム医療では確認>先回りが安全の土台。私自身、先輩のおせっかいに救われた日も、困った日もありました。結局だいじなのは「今、それを相手が必要としているか?」の目線。思いやりと一声のバランスが、現場の信頼を育てるのだと思います。

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